
アジア産のコーヒーと聞けば、インドネシアのマンデリンやベトナムを思い浮かべる方が多いと思いますが、近年、高品質なコーヒー豆の産地として東ティモールが注目を集めています。
今回はその「東ティモール」について、前後編に分けてご紹介します。
東ティモール・レウバサってどんな所?
東ティモール民主共和国は人口およそ113万人の小さい国です。国土面積は四国よりも小さいくらいです。
ティモールの歴史は最近まで他国に占領され続けるもので、2002年にやっとインドネシアから独立を勝ち取りました。 数年に及ぶ独立を勝ち取るための戦いは、ティモール人への大虐殺を生み、多くの犠牲者を出したことは実に最近の話です。
ティモールにとってコーヒーは、とても大事な産業です。
自国の貨幣も持っていないので貨幣流通は米ドルです。その外貨を手にする大事な産業といえます。その産業を成長させ、国として自立させるため日本のNGO「ピースウィンズジャパン」がティモールコーヒーの栽培から流通までを管理しています。
品質向上のため様々な方面において尽力されていることによって、ティモールコーヒーの存在感は年々増してきています。
今後、ティモールのコーヒーはさらにポジションを勝ち取り、国も豊かになっていくことを祈っています。
レウバサはそんな東ティモールの西部に位置する、人口約12万人の都市、エルメラ県に属するレテフォホ地区の村です。
後編、東ティモール訪問記へ続く