“アプリコットや柑橘系のジューシーな浅煎り”
焙煎度:浅煎り
苦味 1 酸味 5 甘味 4
ベトナム ラダー農園ダブルイースト浅煎り
ベトナムのトップスペシャルティコーヒーでございます。サンプルをテスト 焙煎してカッピングしたときにそのクリーンで明るい酸味と甘みに驚きまし た。まるでコロンビアの優良ロットのような味わい。イースト菌を使って 仕上げたウォッシュドですが、素晴らしくクリーンです。アジアでカティモー ルというハイブリッド品種でもこのような素晴らしい風味が表現できること にアジアの可能性を再確認いたしました。焙煎は浅煎りでその素晴らし い風味や明るい酸味を存分に味わっていただけたらと思います。
ベトナムの一大アラビカ産地ダラット
ダラットは標高が高く、高温多湿な気候の土地が多いベトナムでは珍しく、年間を通して冷涼で、年間平均気温が15°C~ 28°Cと過ごしやすい気候です。ベトナム国民からは、避暑地やハネムーンの定番として知られており、日本で言う「軽井沢」のような街です。週末になると、電車や車でホーチミンから観光客が詰めかけ、夜にもなれば町の中心部にあるマーケットには彼らや地元民たちが集まり活気に包まれます。また、その気候を生かして、コーヒー(アラビカ種)栽培はもちろんのこと、ユリやバラなどの花の栽培や、レタスやブロッコリーなどの高原野菜の栽培が盛んに行われ、ダラット産の作物はプレミア価格がついて高値で取引されています。アラビカ種の一大産地であることから、街には焙煎機を構え、ダラット産のコーヒーを扱うショップも増え始め、いわゆるベトナムフィン以外の抽出方法、エスプレッソやペーパードリップなどでもコーヒーを提供しています。また、収穫期である12月〜2月頃は雨が多く、ダラットで作られるコーヒーの90%以上がウォッシュドでの精製。ナチュラルやハニーを行うには気候的に難しいエリアです。そのため、今回のDungさんら、地域の生産者さんはウォッシュドプロセスの中でいかにして良い香味のコーヒーを作るのかを研究し、品種、精製中の酵母などの微生物の添加、発酵時間の調整など、独自の精製の進化を遂げています。
国名:ベトナム
エリア:ラムドン省ダラット市カウダット地区
農園: ラダー農園
農園主:Tri Dung Bui さん
標高:1,600m
品種:カチモール
精選方法: ダブルイーストファーメンテーション ウォッシュ(2 種の酵母菌を使用)
乾燥 :温室内でのアフリカンベッド
規格:G1
サイズ:S16
クロップ年:2023年4月入港
抽出の目安
ドリップコーヒー豆18~21gお湯300cc
✳︎詳しいドリップ抽出レシピ
フレンチプレス豆28gお湯400cc
✳︎詳しいプレス抽出レシピ
コーヒー豆とお湯の割合が重要となります。
300gのお湯を使って抽出する場合は豆18g〜21gを使用してください。(出来上がり270gくらい)スケールで測ることをお勧めいたします。
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ