“フローラルで明るい浅煎り”
焙煎度:浅煎り
苦味 1 酸味 4 甘味 4
パプアニューギニア
パプアニューギニアのコルブランのコーヒーには2020年に出会いました。ひとくち口に含むとそのクリーンで甘く、爽やかでアプリコットを感じるフレーバーに驚き、アジアにコロンビアに並ぶコーヒーがあるのだと感動しました。今までは日本に入荷することなく全てアメリカに輸出されていたそうです。しかしコロナ禍によって輸出がうまくいっておらず困っていたところ、日本の海の向こうコーヒーさんに輸出することが決まったそうです。棚からぼた餅ですw コルブランの創業は1962年でオーストラリアからの移住者ベン・コルブランが 栽培を開始しました。今は孫のニコールがコーヒー生産を引き継ぎ、自身が農園内に住み最高品質のアラビカを生産しています。
2024 ロット入荷!
今年もパプアニューギニアのコルブラン農園から今年も豆が届きました!今年のコルブラン、、美味しいです!!最近では一番の出来で2020年に仕入れた以来の感動です!最近はゲイシャ種の栽培も初めており、品質の高いコーヒーへの挑戦が続いていて嬉しい限りです。今回もこの素晴らしい豆のポテンシャルを発揮するために浅煎りで焼いております。アジア・オセアニアの可能性を大きく感じる豆をぜひお楽しみくださいませ。
コルブラン農園
クリーンカップと鮮やかな酸味を兼ね備える素晴らしいパプアニューギニア(PNG)コーヒーが入荷しました。今までのマウントハーゲン周辺の西側の産地とは、反対の東側にある産地です。品質管理担当も驚きのカップクオリティにすぐに取り扱うことに決めました。農園主はニコール・コルブランさん。年齢は70歳。主に各国のバイヤーとの対外的なやりとりを担当しています。農園やコーヒーのマネジメントに関しては、娘さん一家が担当していますが、ニコールさんもまだまだ現役。「私はもういい歳だから引退したいんだが、どうしても気になって口を出してしまうんだ。いかん癖だなーと思っているが、品質や農園管理のことが少しでも目に入ると言っちゃうんだよな」と少し恥ずかしそうに語ります。
1962年、農園主の父、ベン・コルブランさんがこの場所でコーヒーの苗を植え始めたのがコルブラン農園の始まりでした。当初は非常に小規模で、植えたのも数ha程度でしたが、徐々に拡大を進め現在では300haにもなるほどの土地でさまざまな品種のコーヒーを育てています。品種は、アルーシャ、ティピカ、ブルボン、カツーラ、ムンドノーボ、そしてゲイシャとほんの少しのカティモール。もともとこの地域にはティピカとブルボンが多かったとニコールさんは語ります。農園では60人のスタッフが正社員として働いていますが、収穫期となるとさらに500人以上のスタッフを雇い、日々チェリーの収穫に汗を流します。収穫の最盛期には加工場の様子も一変。夕方ごろに大量のコーヒーチェリーと人が集まり、夜通しで加工が行われるのです。
良いコーヒーは、シンプルな方法で
「私が信じるのは、ちゃんと栽培して、完熟のチェリーをちゃんと発酵させて、ちゃんと乾燥させて綺麗に精選することです。」これがニコールさんが持っているモットーです。この言葉から分かるように、この農園では特に変わった精製方法は行なっていません。嫌気性、カーボニックマセレーション、インフューズド、酵母菌。いろいろな加工方法、発酵方法がもてはやされている昨今ですが、彼らが作り出すコーヒーは一貫して水洗式。完熟したチェリーは綺麗な水を使用し、精製された後、農園内のアフリカンベッドで天日乾燥されます。その期間は3週間ほど。乾燥期間中のパーチメントの管理体制も厳格です。アフリカンベッドは農園区画と収穫日別に管理され、混ざることなく丁寧に攪拌され乾燥しています。そして、乾燥後はパーチメントの状態でレスティングと呼ばれる期間を作り、品質を安定させます。この農園の場合、最低約1か月、定温の倉庫に保管されます。こうして出来上がる、シンプルながらもとても丁寧な仕事の結晶とも呼べる彼らのコーヒーは、とても甘く、華やかなフレーバーを持ち、厚みを感じるジューシーな酸を持ちます。規模が拡大し、大規模農園と呼ばれるまでに成長してもなお、効率化だけを求めず、素晴らしい品質を作り続けるコルブラン農園。世界からの注目も高く、毎年、収穫が始まる前にも関わらず、各国からのオーダーで注文は埋まってしまいます。
国名:パプアニューギニア
エリア:東ハイランド県 カイナンツ市南方
農園: コルブラン モリタ区画
農園主:ニコール・コルブラン
標高:1,820m
品種:アルーシャ、ブルボン
精選方法: フーリーウォッシュド(発酵40時間)
精選工場:コルブラン
乾燥 : アフリカンベッド5-21日 クロップ年:2023年10月入港
抽出の目安
ドリップコーヒー豆18~21gお湯300cc
✳︎詳しいドリップ抽出レシピ
フレンチプレス豆28gお湯400cc
✳︎詳しいプレス抽出レシピ
コーヒー豆とお湯の割合が重要となります。
300gのお湯を使って抽出する場合は豆18g〜21gを使用してください。(出来上がり270gくらい)スケールで測ることをお勧めいたします。
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ