”オレンジやトロピカルな浅煎り”
焙煎度:浅煎り
苦味 1 酸味 5 甘味 3
スマトラ クリンチマウンテンスマトラ式
スマトラクリンチマウンテン。昨年はナチュラル精製でしたが今年はスマ
トラ式の精製方法のものを仕入れました。オレンジやトロピカルフルーツ
のような風味が素晴らしいクリーンなスマトラです。極浅煎りに仕上げフ
ルーティーで軽やかな焙煎度合いとなります。こんなフルーティーで面白
いスマトラフレーバーは他では味わえません!
クリンチマウンテンは標高3000m越えの山で、栽培地域もリントンのそれよりも比較的高く、ほとんどが1600m前後で栽培しています。クリンチマウンテン周辺には昔からコーヒー生産者がたくさんいました。ですが、そのほとんどがスタンダードのG1クラスに混ぜられてこの地域のコーヒーとして販売されることのなかったコーヒーです。近年生産者組合が数多く作られるようになり、しかもその生産者グループの代表はとても若く、意欲的です。このALKO生産者組合も同じく、代表のスルヨノ(Suruyono)さんが460世帯の農家さんをまとめ、彼らにちゃんとスポットライトが当たるようなコーヒーを作りたいと設立しました。品質管理も徹底的に行い、特に乾燥工程を重視しています。ナチュラル製法の場合、大きく三段階に分けられますが、その最初の工程(チェリー重量が半分になるぐらいの期間)をゆっくりと行うことによってフルーティでかつ芳醇な発酵フレーバーを作り出します。スマトラ島では珍しいナチュラル製法の上に、品質がとても高いです。その品質の高さから、アメリカ、ヨーロッパの大手バイヤーからの引き合いも最近多くなってきたとのことです。新しい産地クリンチマウンテンのコーヒーをお試しください!
国名:インドネシア
エリア:スマトラ島南部クリンチマウンテン周辺
農園: カユアロ村小農家
農園主:ALKO生産者組合 460世帯
標高:1,300-1,650m
品種:ジガラルタン
精選方法: スマトラ
精選工場:小農家による
乾燥 : 天日乾燥+グリーンハウス内での乾燥
栽培 : 栽培期間中農薬化学肥料不使用、シェードグロウン
クロップ年:2022年12月入港
梱包 : グレインプロ
インドネシアスマトラのコーヒー事情
インドネシアスマトラのコーヒーの品種はほとんどがカネフォラ種(ロブスタと呼ばれ缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの原料が多い)で、香味のいいアラビカ種の生産は非常に少ないのが現状です。
歴史的には同じインドネシアのジャワ島で17世紀末には植えられはじめ、そこで栽培に成功したティピカ種(原種の一つ)が世界に伝播していったと言われています。なんか夢がありますよね。
でも病気にやられて壊滅的被害を受けてからカネフォラ種に植え替えられていった歴史があります。
そんな貴重なスマトラのアラビカコーヒーは非常にユニークな香味を持っていて、アーシー&ハーブ、スパイスを感じ、トロピカルな味わいを持っています。そして力強いボディを持っています。それは独特な精選方法、スマトラ式によるものだと言われています。
逆にこのクリンチマウンテンはナチュラル精製で非常に珍しいですね。
抽出の目安
ドリップコーヒー豆18~21gお湯300cc
✳︎詳しいドリップ抽出レシピ
フレンチプレス豆28gお湯400cc
✳︎詳しいプレス抽出レシピ
コーヒー豆とお湯の割合が重要となります。
300gのお湯を使って抽出する場合は豆18g〜21gを使用してください。(出来上がり270gくらい)スケールで測ることをお勧めいたします。
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ