カップにはめてお湯を注ぐだけで簡単に楽しめるドリップコーヒー。
少量のお湯で30秒蒸らし、その後2〜3回に分けて出来上がりの量(標準で120ml)までお湯を注いで完成。
ご自宅でもオフィスでもお手軽に本格的なコーヒーを淹れることができ、とても便利です。
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“ハーブフレーバーの深煎り”
焙煎度:深煎り
苦味 5 酸味 2 甘味 3
スマトラ リントンマンデリン
インドネシアスマトラ。日本ではリントン地区のアラビカ種をマンデリンの名前で馴染みがあります。パンチがあって男気のある感じがしますよね。やはり深煎りにしているものが多いですが、その他を寄せ付けない独特な深煎りコーヒーは熱烈に好きな人が多いコーヒーです。ハーブの様な風味や、アーシーな土感、少し浅めに焼くとわかりやすいトロピカルフルーツの様な風味は、スマトラリントン にしかなく、やはりとても魅力的です。ボディ感も強いので飲み応え十分。東珈琲店でも深めに焙煎しておりますので独特の風味とダークチョコレートの様な風味、甘さを是非お楽しみください。
今回のこのスマトラリントンタノバタック はリントン地区の小農家のコーヒーで品質の良いものだけを集めたものです。なかなか良いものが手に入らないスマトラでの買い付けは信頼のおける仲買人との関係が重要のようです。この豆はもう何年も買い続けている品質の高いスマトラで、いつもクォリティが高い豆を供給してくださっています。本当に感謝です。
国名:インドネシア
エリア:スマトラ島リントン地区
農園: 小農家の集まり
農園主:小農家の集まり
標高:1,400-1,600m
品種:アテン、ジュンべル他
精選方法: スマトラ式
精選工場:小農家による
インドネシアスマトラのコーヒー事情
インドネシアスマトラのコーヒーの品種はほとんどがカネフォラ種(ロブスタと呼ばれ缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの原料が多い)で、香味のいいアラビカ種の生産は非常に少ないのが現状です。
歴史的には同じインドネシアのジャワ島で17世紀末には植えられはじめ、そこで栽培に成功したティピカ種(原種の一つ)が世界に伝播していったと言われています。なんか夢がありますよね。
でも病気にやられて壊滅的被害を受けてからカネフォラ種に植え替えられていった歴史があります。
そんな貴重なスマトラのアラビカコーヒーは非常にユニークな香味を持っていて、アーシー&ハーブ、スパイスを感じ、トロピカルな味わいを持っています。そして力強いボディを持っています。それは独特な精選方法、スマトラ式によるものだと言われています。
逆にこのクリンチマウンテンはナチュラル精製で非常に珍しいですね。
スマトラ式
スマトラ式をご説明いたします。
まず収穫したコーヒーチェリーを集めて、果肉除去をします。
内側にあるパーチメント(固い殻で生豆を覆っている)の状態にして発酵槽につけて発酵させます。
ここまでは他のプロセスと大体同じ。(小規模なので発酵槽と言うかただの桶)
その後、ヌメヌメ(粘液質)を洗い落とした " パーチメント " を表面が乾く程度(40-50%)の状態で 仲介業者他に売ります。(ここから違います!!なんと半乾きです!!他の国ではありませんね)
→ 購入した仲介業者は半乾きのパーチメントを脱穀。水分の多い状態の生豆の状態でさらに乾燥させます!
(生豆で乾燥なのです!)水分 16-17% になった水分の多い生豆を輸出業者に販売。
→輸出業者がさらに 13% 以下くらいになるまで乾燥させ、ハンドピックし袋つめし出荷。
→日本へ。この方法は雨がよく降るインドネシアの環境に対応するために素早く乾燥させ、 品質を守るための工夫から生まれたと言われてます。急に雨が降ってきたら乾燥させていたコーヒーの 品質にかなり影響しますから。
このような方法で乾燥させ出荷することから、独特な風味を有しているんですね~。
その土地土地の環境に応じて、精選の方法は変わるわけですね。面白いです。
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ