カップにはめてお湯を注ぐだけで簡単に楽しめるドリップコーヒー。
少量のお湯で30秒蒸らし、その後2〜3回に分けて出来上がりの量(標準で120ml)までお湯を注いで完成。
ご自宅でもオフィスでもお手軽に本格的なコーヒーを淹れることができ、とても便利です。
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“甘さと奥行きのある深煎り”
焙煎度:深煎り
苦味 5 酸味 1 甘味 3
ロースターコメント
初めてのネパールコーヒーとなります!数年前まではスペシャルティクォリティの豆は皆無でした。しかしこの数年でここまでクォリティが向上するとは・・。わたしたちには到底分からない努力があったのだと思います。ネパールのコーヒーは収穫量も少なくどうしても高価なコーヒーになります。しかしここにしかない風味、そしてストーリーがあります。今回は深煎りに仕上げてどなたでも飲みやすい焙煎にしあげておりますのでぜひネパールのコーヒーを楽しんでみてください。ヒマラヤの香りがすることでしょう。
ネパール
国土の77%が丘陵・山岳地帯。山の国ネパール。ネパールはインドと中国のチベット自治区に接する内陸国。南北約200㎞の間に、海抜70mの平原から標高8,848mのエベレストが存在し、気候も氷雪帯、高山帯、亜高山帯、温帯、亜熱帯の5つに区分されます。自然環境にあわせて、その地域でできる農作物や、生活様式も異なり、集落、民族ごとの独自の文化や言語が今でも保たれている、世界的に見ても稀な国です。ネパールときいて、まっさきに思い浮かべるのは、世界最高峰のエベレストをはじめとするヒマラヤ山脈だという人も多いかもしれません。雪を被った山々の印象から北国だと思われがちですが、地理的にはインドやスリランカと同じ南アジアに分類され、コーヒーが育つエリアも多くあります。標高の高さや、綺麗な湧水、豊かな自然環境。高品質なコーヒーが育つ条件が揃っているのです。今回の豆は、カブレ郡マハバラット地区トゥロポカラ村のコーヒー。トゥロポカラ村があるのは、カトマンズから西方向に車で6-8時間の場所。現地の人たちでさえ、この地域を「ダナパリ(山奥)」という通称で呼んでいるほど閉ざされた場所に位置し、たどり着く為には舗装されていない山道を進み、時には川を車で横断した先にようやくたどり着ける人口200人ほどの小さな村です。この村には、タマン族が暮らしています。タマン族は、チベット系の仏教を信仰しており、村のいたるところで宗教と深く結びついた日常の風景を見ることができます。その1つが、カラフルな5色の旗。タルチョといいます。旗に描かれた経文や絵が風になびくことで、読経したのと同じ功徳があるとされているチベット仏教の信仰のひとつで、家の屋根の上、寺院の屋根の上、山頂や峠、橋や水辺などに、魔除けと祈りの意味を込めて掲げているのをよく目にします。タルチョの色は、白→赤→緑→黄→青というように順番が決まっていて、白は空、赤は火、緑は風、黄は地、青は水と5色それぞれに意味があります。
秘められていたダナパリのポテンシャル
トゥロポカラ村では、10年以上前からコーヒーの生産はされてきたものの、農家さんそれぞれがコーヒーを育て、収穫して、パルパーを持っている人の家でパルピングをし、その後の乾燥はまたそれぞれで行っていました。「今の自分たちのやり方では、もっとおいしいコーヒーを作ることはできない」と感じていた農家さんたちが、2020年にププメンドコーヒー農業グループを立ち上げ、品質向上に取り組み始めました。「ププメンド」とは、タマン族の言葉で「お花(メンド)のつぼみ(ププ)」という意味。「ぼくたちは、まだ始まったばかりでお花のつぼみのようなもの。このつぼみを咲かせられるようみんなで頑張るんだ。」という思いで名付けたそうです。グループ結成から3年。ベグラルさんとディルパルさんを中心に、毎年研究を重ねながら、品質向上に取り組んだ彼らのコーヒーは、明るく酸を持つ素晴らしい品質のものになりました。それもそのはず、山に囲まれたトゥロポカラ村は、寒暖差が大きく、朝晩で15度を超える時もあるほど。さらには、栽培、精製時に使用される水は、ヒマラヤの山々に磨かれた雪解け水を使用しているのです。このような好条件が整った環境に、彼らの丁寧な精製が加われば美味しくないわけありません。
国名:ネパール
エリア:カブレ郡 マハバラット地区
農園:ププメンドコーヒー農業グループ
標高:1,200-1,300m
品種:カツーラ、ブルボン
精選方法: ウォッシュド
乾燥:天日乾燥
クロップ年: 2024年7月入港
栽培:農薬の使用 農薬化学肥料不使用
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ