”トロピカル全開のスマトラ浅煎り”
焙煎度:浅煎り
苦味 1 酸味 5 甘味 4
スマトラ ポルン セリブ・ラジャ
インドネシアスマトラからトロピカルフルーツ全開のポルン地区のコーヒー入荷しました!さすがスマトラのコーヒーですがかなり良質なスマトラでびっくりです。深煎りが多いマンデリンですが、今回はこのトロピカルを存分にお伝えするべく浅煎りでお届けいたします。お楽しみくださいませ〜🎶
コーヒーコレクターのルンバガオル兄弟
州都メダンから車で7時間ほどの場所に位置する、ポルン地区。その地でアルフィナーとジュリアのルンバンガオル兄妹は2つの加工場を経営する一家に生まれました。まだ若い時分から、ポルンの地でコーヒー栽培を営む農家さんの元へ足繁く通い、良質なパーチメントの買い付けを行い、農家さん達が栽培や経営面で困難にぶつかった際には親身になって解決に取り組んでいました。この取り組みと人柄から、彼らの元には高品質なチェリーが集まるようになり、いつしか2人は「コレクター」と呼ばれるまでに成長します。今では提携する小農家さんの数は170を超え、ポルン地区のコーヒーコミュニティの発展に欠かせない存在です。
最高の品質を目指して
セリブ=1000、ラジャ=王。この名前はトバ湖周辺で取れた1000を超えるコーヒーの中でも、一番のクオリティであることから生産者さんによって名づけられました。最高のクオリティのコーヒーを作る為には、原料となる良質なチェリーも大切ですが、その後の加工でも手をかけることが不可欠です。水分値が高い状態で、パーチメントの脱殻を行うスマトラ式の精製方法では、豆が柔らかい為ミルの力で先端が裂けてしまう事があります。その裂けた部分は品質の劣化が起こりやすく、それを取り除くには機械による選別は難しく、手作業によるハンドピックしか方法はありません。この商品には熟練のピッカーさん達がベルトコンベアに乗せられた生豆をチェックし、一つ一つ取り除いていきます。通常スペシャルティコーヒーと呼ばれるマンデリンでも、このハンドピック用コンベアは1回、多くて2回通すことが多いのですが、この商品では回数に規定を設けず厳しい基準値以下の状態になるまでハンドピックを続け徹底的に不良な豆を取り除いていきます。こうして、たくさんの人の手と時間をかけて生まれたセリブ ラジャはその名前にふさわしく、心地よいハーブ感、完熟したオレンジや南国フルーツのニュアンス、クリーンカップをハッキリと感じられます。
国名:インドネシア
エリア:北スマトラ州 フンムバン・ハスンドゥタン県 ポルン地区
農園:ポルン周辺の小農家
農園主:近隣の住民
標高:1,500-1,700m
品種:ジガラルタン、ティピカ、S-795
精選方法:スマトラ式
クロップ年:2023年1月入港
インドネシアスマトラのコーヒー事情
インドネシアスマトラのコーヒーの品種はほとんどがカネフォラ種(ロブスタと呼ばれ缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの原料が多い)で、香味のいいアラビカ種の生産は非常に少ないのが現状です。
歴史的には同じインドネシアのジャワ島で17世紀末には植えられはじめ、そこで栽培に成功したティピカ種(原種の一つ)が世界に伝播していったと言われています。なんか夢がありますよね。
でも病気にやられて壊滅的被害を受けてからカネフォラ種に植え替えられていった歴史があります。
そんな貴重なスマトラのアラビカコーヒーは非常にユニークな香味を持っていて、アーシー&ハーブ、スパイスを感じ、トロピカルな味わいを持っています。そして力強いボディを持っています。それは独特な精選方法、スマトラ式によるものだと言われています。
抽出の目安
ドリップコーヒー豆18~21gお湯300cc
✳︎詳しいドリップ抽出レシピ
フレンチプレス豆28gお湯400cc
✳︎詳しいプレス抽出レシピ
コーヒー豆とお湯の割合が重要となります。
300gのお湯を使って抽出する場合は豆18g〜21gを使用してください。(出来上がり270gくらい)スケールで測ることをお勧めいたします。
✳︎コーヒー豆保存方法のすすめ